特集

【趣味発見シリーズ#03】簡単なのに奥深い…あなたはマンホールから抜け出せなくなる。

趣味が見つからない全ての大学生に捧げる【趣味発見シリーズ】。

待望の第3回は、”マンホール”。

表舞台では知られていないニッチな趣味ですが、

Instagramで「#マンホール」と検索するとなんと46万件以上の投稿があるのだとか・・・

趣味としてのマンホール

みなさんは、「マンホーラー」「蓋女(ふたじょ)」という言葉をご存知ですか??

そう、彼・彼女らは、マンホールを愛し、マンホールに愛されたマンホールマニアのことです。

彼らは、日本中、いや世界中に隠れたマンホールの写真を撮りに旅をし、SNSにアップしているのです。

2021年現在、インスタグラムで「#マンホール」と検索すると、46.7万もの投稿があり、裏社会で大ブームになっているとか、そうでないとか。

人々がマンホールから抜け出せなくなる理由

彼らは、なぜそこまでマンホール に熱中するのでしょうか。

鹿児島でマンホーラーをしている友人にインタビューしたところ、5つのポイントがあると言われました。

Pensea編集部のマンホーラー
マンホール5つの魅力
  • 知的好奇心がそそられるから
  • デザイン的に美しいから
  • 想い出として残るから
  • 共有できる仲間が多いから
  • 健康的だから

理由① 知的好奇心がそそられるから

こんすけ

マンホールで知的好奇心が満たされるってどういうこと??

まっしゅ

マンホールって事前に調べて探しにいくのもいいんだけど、”偶然の出会い”も楽しみ方の1つだと思うんだよね。

地域によってデザインや形が違うから、初めていく場所や馴染みのある場所でも新しい出会いがあると思うとワクワクするよね。

こんすけ

なるほど、奥深いね。

まっしゅ

どこにあるかも分からないマンホールとの運命的な出会いに胸をときめかせる。

まさに、恋愛と一緒ですね。

こんすけ

なるほど・・・奥深い!

理由② デザイン的に美しいから

 

まっしゅ

デザイン的な美しさも魅力の1つだと思うな。

こんすけ

たしかに!

インスタグラムで検索すると、大量の投稿があるね。

アニメ系、風景系、お花のデザイン・・・

まっしゅ

デザイン性の高いマンホールは、日本全国に約1万2000種類もあると言われているよ。

その中でも、沖縄県は聖地なんじゃないかと僕は思ってる。

こんすけ

えっ、なんで沖縄なの??

まっしゅ

デザイン性の高いマンホールを最初に作ったのは沖縄だと言われてるからなんだよね。

1970年、下水道を普及して環境美化に取り組みたかった沖縄県とメーカーさんのアイデアで始まったんだけど、下水道の普及が広がったのはもちろん、一般の方々にも大きな反響があって、40年経った今でも当時から蓄積されたたくさんのマンホールが楽しめるんだよ。

理由③ 想い出として残るから

こんすけ

へー!

マンホールって思ってた以上に奥深くて驚いた・・・

まっしゅ

マンホールって結構面白いでしょ??

でも、マンホールを探しにいくのは結構大変だったりする。

こんすけ

というと・・・?

まっしゅ

いや、まじで、マンホールってどこにあるか知ってても実際見つけるの時間かかるんよ。

昔、付き合ってた彼女と指宿市にあるイーブィのマンホールを探しに行ったことがあってさ・・・

何種類かあって、めちゃくちゃ探したんだけどなかなか見つからなくて険悪なムードになったりして(笑)

街の人たちに聞き込み調査をしながら探して、全部見つけた時の達成感は今でも忘れられない思い出になりました。笑

理由④ 共有できる仲間が多いから

こんすけ

めっちゃ面白いwww

まっしゅ

でしょ??笑

その時とった写真はインスタグラムにあげたりしてさ。

もうその彼女とは別れちゃったんだけどいい思い出だよね。

こんすけ

いい話やなぁ・・・

インスタを見てみたら「#マンホール」で約46.7万件ってめちゃくちゃあるね!

まっしゅ

そうなんよ。

実は、マンホールサミットっていうイベントがあったりしてマンホーラー・蓋女の交流も活発になってきているんだよ!

いいマンホールの写真を見つけたら、「ナイスマンホ!」っていうらしい!!

こんすけ

いやwその小ネタはいらんw

理由⑤ 健康的だから

まっしゅ

ごめんてw

まぁ、コロナでなかなかアクティブに活動できない今の時代だからこそ、散歩しながら楽しめるマンホール探しは健康的だしいいと思うな。

こんすけ

たしかにそうだね。

3密にもならないしよさそう!

いろいろ教えてくれてペンキュー!

実際にマンホーラーにインタビューしてきました。

”簡単に始められるのに奥深い。”

そんな印象を持たれる方も多いのではないでしょうか??

海外でも大ブーム

そんなマンホールブームは日本だけではないんです!

オーストラリアの写真家レモ・カロメタが『DRAINSPOTTING:JAPANESE MANHOLE COVERS』というマンホールに関する写真集を出版してから日本を訪れる外国人観光客にも非常に人気となっています。

引用:JAPANTODAY(https://japantoday.com/category/features/drainspotting-japanese-manhole-covers

アメリカや中国でもマンホール愛好家によって作られた記事が無数にあり、まさに大盛況と言えます。

いつからマンホーラーは増えたのか

世界中で人気な日本のデザインマンホールですが、マンホーラーはいつからこんなに増えたのでしょうか??

調べてみると・・・

1984年『マンホールのふた 日本篇(著:林丈二)』

引用:マンホールのふた 日本篇

2005年『路上の芸術(著:垣下嘉徳)』

引用:路上の芸術

こちらは、絶版となっていたのですが2015年「復刻版」が再刊したそうです!!

1970年に沖縄で人気になって以降、これらの本の出版も相まってジワジワと人気に火がついてきたという感じでしょうか。

楽しみ方のあれこれ

「マンホールカード」ってご存知ですか??

下水道広報プラットホームが企画・監修する日本全国の自治体から配布されるデザインマンホールが描かれたカードです。

2021年5月、1〜14弾で575自治体で758種類のマンホールのカードを発行してきました。

発行枚数は驚異の700万枚!!

北は北海道、南派沖縄まで様々なデザインのマンホールが紹介されています。

 
 
 
 
 
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日本全国のマンホールの紹介

それでは、全国にある魅力的なマンホールをPensea編集部で厳選してお届けします。

アニメ系

ポケモン(神奈川県横浜市)

 
 
 
 
 
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3月のライオン(東京都渋谷区)

 
 
 
 
 
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ゆるキャラ系

ひこにゃん(滋賀県彦根市)

 
 
 
 
 
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風景系

河口湖(山梨県富士河口湖町)

 
 
 
 
 
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姫路城(兵庫県姫路市)

 
 
 
 
 
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歴史系

草津温泉(群馬県吾妻郡草津町)

 
 
 
 
 
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高松市(香川県)

 
 
 
 
 
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消火栓系

消火栓は、もともと目立つ必要があるため、派手なデザインが多いんですよ!

豊橋市(愛知県)

 
 
 
 
 
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神戸市(兵庫県)

 
 
 
 
 
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まとめ

今回は、趣味としてのマンホールについてご紹介してきました。

「簡単に始られるのに奥深い」マンホールにハマると抜け出せなくなること間違いなしです!

もし、「マンホーラーになるのはちょっと・・・」という方は、他にも趣味発見シリーズでは風変わりな趣味を紹介しているので見てみてくださいね。

それでは、ペンキュー!!

 

第1回、セパタクローの記事はこちら。

第2回、中国拳法の記事はこちら。

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